Concept

「長く受け継がれる物づくり」

  • 四季の暮らしを形に
  • 長く受け継がれる物作り
  • 新しいけれど、どこか懐かしい
  • 日本の素材、畳
  • 日本の伝統美、和紙

多くの人々の想いと共に歴史が刻まれた古い建物には、新しい建物にはない風格と存在感があります。建築だけでなく環境もまた、大切にされ長持ちするものには時代を超えた価値があります。その一方で、2~30年で取り壊される建築もあります。建物の物理的寿命が60年以上あったとしても、このように社会的寿命が短い建築は環境破壊に繋がります。

今から60年前の戦後まもなく、関野克博士が日本建築学会で、木造では3寸柱より4寸柱の方が平均で10倍近く長持ちするという研究結果を発表しました。使用条件や維持修繕の状況にもよりますが、戦後の復興期を前に、現在の長寿命建築にも通じる論文が発表されていたことは興味深いことです。更に、福田元総理大臣による200年住宅の提唱がきっかけとなり、ストック型社会と長寿命建築が存在感を持つようになりました。

人口減少社会(90年後に中位推計で日本の人口は4771万人)において、我々を取り巻く環境は、既に建物や環境を簡単に壊して良い時代ではありません。これが、21世紀は環境の世紀と言われる所以ではないでしょうか。私達は、素材を大切にする日本のものづくりの精神を現代に生かし、50年後、100年後にも色褪せない建築デザインを目指して参ります。

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