私の祖父、4代目佐々木嘉平は宮大工の棟梁として、東京都内唯一の国宝、東村山の正福寺地蔵堂、深大寺鐘楼(重文)など、多くの文化財の復元、修理や社寺建築を手がけ、またブルーノタウトが日本で唯一設計した建物、日向邸を建ててきました。
今から40年前、祖父に連れられ円融寺本堂(重文)大修理の現場を見学して以来、私にとって祖父の存在は偉大です。しかし、同時に現代に生きる若者としては、新しい建築との出会いも刺激的なものでした。高校生の時に手にした建築雑誌の表紙は、グッゲンハイムミュージアム(フランクロイドライト設計)の螺旋状の吹抜で、この斬新なデザインには大変衝撃を受けました。
古(いにしえ)からの長い伝統がある日本の建築が、周囲の環境(ランドスケープ)と一体で考えられ、先人達が美しい調和の取れた空間を造り出してきたことを日本人のひとりとして誇りに思う一方で、新しい空間を創造できる建築という職業の奥深さにも魅力を感じ、建築家を志すこととしました。
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株式会社 ケンアンドスタジオバンガード 一級建築士事務所
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