コンクリート打ち放しの住宅を希望された事例です。以前の住宅は、南面に陽当りで成長した樹木が覆い、家の中は暗く風通しが悪かったようです。そこで、本計画では芝生の庭とし、南に面した公園の木々を借景とすることにしました。南に1.2m張り出した大きな庇で日射しをコントロール(夏は遮蔽、冬は部屋の奥まで日射)し、吹き抜けの天井扇で空気の循環を行うことで、室温を調整することにしました。さらに、コンクリートの蓄熱容量の特性を利用して、最も負荷の大きな屋根面から北側外壁面にかけて外断熱通気工法を採用したことで、春や秋などの中間期は風通しが良く、夏は涼しく冬は暖かい温熱環境の家となりました。また、「物が常に整理されている家」をご希望されたので、広々とした空間に様々な使い勝手の収納を散りばめてあります。

Works

住宅

公園の家

Structure
RC・2Floor
Space
168.3平方メートル
Site
223.9平方メートル

Photo. Takeshi Sasaki

News

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